ミッション
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1
フェミニズムをインターセクショナルな視点で変革する
私たちは、一部の恵まれた女性が「勝ち組」に加わるための運動をフェミニズムとは呼びません。多くの人は、フェミニズムを「女性の参政権獲得から始まり、雇用機会の拡大など女性の『社会進出』を後押しし、家事分担などの日常の不利益を問い直すもの」と捉えています。しかし、「男=強い・持てる側/女=弱い・持たない側」という単純な見方では、専業主婦になる余裕すらなく、過酷な労働を担ってきた被差別部落の女性たちや、在日朝鮮人の女性たちの現実を見落とすことになります。ある女性たちが今の仕組みの中でえらくなっても、それがより苦しい立場に追いやられた人たちの犠牲の上に成り立っているのなら、差別は形を変えて続いているだけです。私たちは、そうした仕組みを問い直し、社会を変革するフェミニズムを実践します。
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2
これまでのフェミニズムの限界を打ち破る
私たちは、法秩序を絶対のものとは考えません。法律に認めてもらうことを「解放」と取り違えず、間違っている法は変え、変えるだけでなく、壊すべき制度は壊します。大切なのは、「女性」や「マイノリティ」が既存の法や制度に包摂されることをゴールにするのではなく、その法や制度自体が何を前提にし、誰を排除しているのかを問い直すことです。私たちは、既存の仕組みに参加できる人を増やすことは差別解消ではありません。差別や格差を生み出す仕組みそのものを根本から問い、新しい社会を構想し続けます。
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3
フェミニズムを大学の囲い込みから取り戻す
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4
フェミニズムの中にリーダーや「先生」を作らない
私たちは、フェミニズムを専門家や研究者、政治家、著名人など、一部の人のものにはしません。有名なフェミニストの言葉をただ鵜呑みにして拡散したり、発言力のある人に救いを求めたりすることは、自分の頭で考えることを手放す姿勢につながります。女性の政治家や首相が誕生したとしても差別はなくなりません。現に、差別や分断を推し進める女性リーダーが存在します。「あの人が言うなら正しい」「詳しい人が正解を教えてくれる」と誰かに頼り切ってしまえば、その人が間違ったときに自分では気づけなくなります。私たちは、「正解」を提供する場ではなく、一人ひとりが自ら学び、自分の頭で考え、対等に議論し合える場を作ります。
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5
自立的で、持続可能な運動を作る
私たちの活動は、慈善ではありません。困っている人に手を差し伸べる善意の活動としてではなく、社会そのものを変える運動として、自分たちの手で支えています。だからこそ、運動の自立をどこかに預けないと決めています。まず、無償ボランティアの献身に頼りません。人の「やりがい」や自己犠牲をあてにして成り立つ運動は長く続かず、私たちが批判してきた搾取と地続きだからです。国や助成金だけに頼ることもしません。お金の出どころに運動が縛られれば、言うべきことが言えなくなるからです。企業の資金だけをあてにすることも、活動をすべて無料にして外からの援助でまかなうことも、同じです。頼る先が一つに偏れば、相手の都合に運動が左右されてしまいます。社会を変える運動は、一夜では育ちません。時間も、お金も、人手もかかり、失敗もあります。それでも、関わる人にきちんと対価を払い、多くの人が力を持ち寄って続けていく自立した運動を目指します。
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6
差別を否定し、あらゆるアプローチで新しい社会を自分で作る
差別のない社会をつくるためには、社会の一部を変えるだけではなく、差別を生み出し、支えている社会の主流そのものを変えていく必要があります。そのために、私たちは既存の思想や運動の方法だけに自分たちを縛りません。資本主義を否定することも、法や制度を変えることも、それ自体が目的ではありません。教育、出版、文化、ビジネス、アドボカシー、直接行動など、必要な方法を組み合わせ、これまでにない手段も自分たちでつくり出します。誰かに社会を変えてもらうのではなく、一人で動く人、小さな団体、自分で考え判断し行動する人が増えていくこと。その積み重ねによって、差別のない新しい社会を自分たちの手でつくります。
取り組み
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無償労働と参加無料の活動をなくす
誰もが労働に対して公正な報酬を受ける権利を持つという考えに基づき、適切な報酬を提供し、誰もが活動に参加できる仕組みを作り出す。
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保護主義に反対する
「弱者」と見なされがちな人たちは、みな自らの力で立ち上がり行動する力を持っている。保護という名目でその主体性と自主性を奪ってはならない。フェミニズムの中に保護主義を持ち込むことは、運動内での一方的な権力構造を生み、パターナリズムを助長する。ふぇみ・ゼミ&カフェは、こうした保護主義に強く反対する。
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積極的なアドボカシーを行う
異なる意見を持つ人々や、社会運動に関わる機会がこれまで少なかった人々にも積極的にアドボカシーを行い、広報活動を通じて社会教育を推進する。このために、自前の研究・運営組織やメディアを育成し、持続可能な運動基盤を築く。
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「標準」や「常識」を問い直し、新たな基準を作り出す
従来の「標準」や「常識」が特定の人々を排除する要因となっていることを認識し、多様な背景やニーズに応じた新たな基準を社会に根付かせる。その一例として、すべての講座に字幕をつけるなど、アクセシビリティの向上に取り組んでいる。